看護師の仕事には、手術の際に医師のサポートを行う手術室看護師というものがあります。実際の手術に直接関わる仕事なので緊張感の漂う中で仕事を行うプレッシャーはありますが、無事に手術を終えた時のやりがいは大きいでしょう。
また、執刀医や麻酔科医など、他の医師達と共に力を合わせて手術に挑むという団体戦をやり遂げる達成感も得られます。
手術室看護師の主な仕事は、手術に必要な器具を揃えたり、手術中に器具を渡したりする介助が業務となっており、手術の進行度合いによって求められる器具がどれなのかを素早く的確に判断する能力が求められます。
そのため、様々な手術の内容や器具の名前や用途を覚える必要があり、スムーズに手術に携われるようになるまで2~3年程の経験値が要る仕事です。
また、手術前後に患者の様子を伺ったり、麻酔導入や手術中の患者の状態をチェックするなどの業務もあり、医師のサポート業務と言ってもその内容は多岐に渡ります。
ですが、資格を取得すればキャリアアップや昇給への道も開ける分野で、看護師としての仕事を長く続けたい人には向いているでしょう。
なお、自宅待機中に緊急手術で出勤することもあり、長時間の手術に耐えられる体力も必要な手術室看護師ですが、日勤が基本で土日は休みとしている病院も多いので、プライベートとの両立がしやすいと言えます。
また、あらゆる手術を経験するため様々な知識を身に付けることができ、そのスキルは他の部署に移った時にも役立ちます。